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2018年5月 3日 (木)

解忧杂货店

 昨年末に中国で公開された映画「解忧杂货店」。日本でも映画化された「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の中国版ですが、崔健に関わるエピソードが出てきます。そのワンシーンを見つけました。
 ミュージシャンを目指す若者が、スタジオでオーディションを受けるがその地味なスタイルに制作スタッフたちから「ロックをやってみろ」と発破をかけられる。半ばやけくそに「新長征」をがなりたてるがハチャメチャになり結局落ち込んでしまう。帰り道、崔健のライブ会場周りで盛り上がるファンと崔健本人を目にし、自分とのあまりの違いに愕然とする。。。
 
  ・・・というような場面です。
  原作では現代と交信する70年代が舞台ですが、中国版では90年代。原作ではビートルズのアルバムがミュージシャンとしての成功を象徴していますが、中国では崔健なのでしょう。
 私の悪い癖ですが、あえて映像にツッコミをいれるとすれば。
 
 ライブ会場に掲げられた「崔健 北京・演唱会」の看板にあるのはアルバム「解決」のジャケ写フォト。ということは設定は91年から93年の間ということになります。実際には、このような写真入りの看板がかけられるようになったのはずっと後のこと。北京では2010年末の「摇滚交响」までありませんでした。さらに看板にある「崔健」の文字のデザインが、海賊版で見たことのあるひび割れ文字になっています。当時は、「赤地に白文字の横幕」が定番でした。
 会場は建物の丸い形から工人体育館のように見えますが、実際にはその間に個人ライブが開かれたのは北京展覧館と首都体育館。 
 ファンの服装が小ざっぱりとしています。当時のファンはもう少し土くさいインテリ(ワイシャツ、瓶底眼鏡、無精ひげ・・・)が多いイメージでした。
 崔健のライブ会場に集まったたくさんのファン。入り待ちか出待ちをしているところに崔健が通りかかり、運よくサインをもらえる人も。実際にはこのように大勢のファンの目の前にひょこひょこ現れるような状況は今でも、当時ならなおさらまずありえませんね。(危険極まりない!)
 崔健の役の人、後ろ姿はそっくりですね!横向きになると本人よりも下ぶくれです!
・・・・などなど。
 ともかく。崔健が人気絶頂だった当時の北京の雰囲気が、映画でどこまで再現されているのか、興味が湧きました。 ぜひ全編通しで見てみたいです!

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コメント

 中国版、東京で上映されたので見に行きました。原作の「ビートルズのレコード」は中国版では「マイケル・ジャクソンのCD」に置き換えられていました。このエピソードは日本版映画には入っていなかったのですが、事故のシーンは迫力がありました。ミュージシャンのエピソードは中国版では魚屋というわけにはいかず、父親との関係の描き方が弱くなっており、でも崔健を引き合いに出すことで迷いや焦燥感が強められ、きっとこの時代に同じ思いをした人が何人もいたのだろうと思いました。

投稿: 川村 | 2018年11月11日 (日) 13時07分

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