音楽

2021年8月29日 (日)

ニューアルバム「飛狗」いよいよ発売

 「崔健と一杯」の企画は無事終了。私の投稿は残念ながら採用されませんでした😞💦。いやー、CD欲しかったあ。。。選ばれた皆さん、おめでとうございます。そしてすぐに気持ちを切り替えて、8月27日ニューアルバム「飛狗」オンライン配信で発売になりました。

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  髭面の崔健がいつもの野球帽ではなくヘルメットをかぶっています。目元は陰になっており、表情もない感じ。そうそう、単独のポートレイトがジャケ写になるのは「解決」以来久々ですね。

 まだCDは出回っていないようですが、私のようなアナログ人間はデジタル配信ではなくて、やはり「実体版」が欲しいのです。だって、歌詞カードの写真とか、見たいですもんね。なのでもうしばらく我慢です。タイトルの手書きの「飛」の字が、台湾版では繁体字になるはずなのでどんなふうになるのか、ちょいと気になります。

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2019年5月 1日 (水)

チューリップについて その6

 昨晩、日本テレビの「世界仰天ニュース」になんとチューリップの話題が!!!コンサートツアー中にタイムリーですね。その内容はといえば。1989年の解散ツアー中、京都で財津さんが「もしノストラダムスの大預言で地球が、あるいは日本が破壊されてしまっても、きっと京都は大丈夫。だから10年後の1999年9月9日の朝9時9分に金閣寺の前に集まりましょう」とファンに呼びかけたこと、そしてその約束通りにファン約1000人とチューリップのメンバー(インド在住だった安部さん以外)が、当日本当に金閣寺に集まり、一緒に金閣寺を散策し、さらにミニライブを行なった、というエピソード。すごいのは、「集まりましょう」という財津さんの実際の音声も、金閣寺に集まった時やミニライブの映像も、日本テレビに有ったということですね。番組の制作チームにチューリップのファンがいるんでしょうかね。私もこの話は知っていましたが、映像は初めて見ました。平成最後の夜に、歴史の一ページのような扱いでオンエアされたのはファンとしては嬉しい限りでした。

 さてさて、いよいよ明後日5月3日、令和最初のチューリップ、横浜に行ってきます!

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2019年4月14日 (日)

チューリップについて その4

 かつて「コンサートはチューリップ」というライブアルバムがありましたが、チューリップのコンサート動員力は本当に素晴らしく、年中全国のどこかでコンサートをやっているイメージでした。89年の解散コンサート(中野サンプラザ)で財津さんが、「アルバムが売れない。でもコンサートをやると、いつも満席。客席を見ると、来ているお客さんはいつも同じ顔ばかり」と言っていました。それだけ固定のファンが多かったということなのでしょう。そういう私は1期、2期、3期、解散コンサート、再結成コンサートに一回ずつ計5回行っただけなので、筋金入りとはいえないかも。93年に「サボテンの花」のソロバージョンがヒットしたこともあり、97年の再結成以降は子連れでコンサートに来るファンも多くなり、ファン層が厚くなったのは間違いありません。

 30歳を境に太ってしまった財津さんが一念発起、35歳の頃に玄米菜食に切り替えて10キロ痩せました。そのせいで声がよく出るようになり、以前にも増してハイトーンが響き渡っているライブ映像がありました。チューリップの第2期、痩せて間もない84年8月、芦ノ湖での野外コンサートPAGODA「愛は戻れない」。画面から財津さんのエネルギーが伝わります。

 

 

 観客の大合唱が聞こえますねえ。私も昔はレコードをかけながらいつも歌っていました。チューリップには「愛の」や「愛は」で始まる曲がいくつかありますが、どれもいい曲ばかりです。もう一曲同じPAGODAから「愛の迷路」です。

https://youtu.be/us5KkQSuqq4

 

 第3期、86年4月の「夜のヒットスタジオ」オンエア映像です。大好きな「くちづけのネックレス」ですが口パクです!

https://youtu.be/TmkjgboIk74

 しかし、「ニューミュージック界の鄧小平」は言い過ぎだなあ古舘伊知郎!と、オンエアを見た当時も思いました。サンジョルディの日は根付きませんでしたね。その2週間ほど後に日比谷野音コンサートに行ったのですが、昼間の一回公演で、すごく爽やかないい天気で最高でした。

 もう一曲、番組の中で約束(?)した通り、「夜ヒット」に再出演した時の映像「愛の風」です。やっぱり「愛の」がつきますね。

https://youtu.be/21IJIgXCcfk

 第3期の曲にはなぜか、テクノポップかよ、と言いたくなるようなピコピコサウンドが増えて気になったことがありました。しかしそれでも、財津さんの作るメロディーラインがしっかりしていたので、リズムに流れることもなく、ずっとリスナーに寄り添った音楽であり続けていたと思います。

 

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2019年4月 7日 (日)

チューリップについて その3

 本当に毎日浴びるようにチューリップばかり聞き続けています。落ち着く曲、テンションが上がる曲、聞き惚れてしまう曲、涙する曲、色々ありますね。特にライブの映像を見ていると、いつのまにか時間を忘れてしまいます。

 デビューからのオリジナルメンバーによる第一期(1972年から79年)、曲にも歌詞にもビートルズの影響が色濃く出た曲がたくさんあり、中には完全にパクリだねえ、という曲もちらほらあります。でもそれを、そうです、パクリです。パクリとして聞いてくださいね、とでも言わんばかりにやっているところがいいですね。おまけに彼らはビートルズのカバーアルバムまで出していて、選曲にも演奏や歌い方にもビートルズ愛が溢れている💕💕つまり、徹底しているのです。ここまでやってくれればビートルズ命のあたしも何にも言わないよ、というレベルでした。

 生活感とメルヘンが入り混じった歌詞の感性が独特なものもたくさんありました。財津さん自身の体験から作った歌詞というのはほとんどない、ということですが「絵が浮かぶ歌詞」なので、イメージが膨らみますね。さらにいいのは歌声!コーラス!聞き惚れます。。。

 どの曲をリンクしようかと迷いますが、ビートルズの影響が感じ取れること、財津さん以外の初期メンバーの声が聞こえること、ライブであること(映像はないのですが)、日本人の感性に訴える内容、歌詞を聞いて絵が浮かぶこと、などからチューリップの曲としてはあまりポピュラーではないのですがこの曲にしてみます。「甲子園」です。

https://youtu.be/TymPxklY1aM

 今聞いてみると、もしかしてクイーンの影響も受けているかも???これをライブでやったんですね。生で聴いた人は幸せだなあ。。。そうそう、新元号「令和」の英訳:Beautiful Harmonyを見て反射的にチューリップの「ハーモニー」を連想しました!

https://youtu.be/RDy0qBHFygM

 この曲はファーストアルバムに収録されていますが、これは2000年のライブ映像です。アルバム収録とほぼ同じアレンジです。

 

 

 

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2019年3月21日 (木)

チューリップについて その2

 初めて行った79年のコンサートでずいぶん大人に見えたチューリップ。メジャーデビューからすでに7年を経ていて、私の世代はファンとしても若い方でした。だから周りの観客も、やっぱり大人が多いな、という印象を当時受けました。
 財津さんは「チューリップは青春を歌うバンド」と言ったことがありました。私にとってはむしろ、大人の世界を歌うバンドで、歌われる世界に憧れを抱くことが多々ありました。好きなのは達観、というか、諦念、というか、起きてしまったことは事実としてある。それはそれでいい、という完了そして新しいスタートを歌う曲(例えば「サボテンの花」)、そしてとてもセクシーな歌(例えば「くちづけのネックレス」「抱きあって」)。
 「早くおじいさんになりたい」というのも財津さんの名言でしたが、財津さんは若い頃からおじいさんみたいなものの言い方をよくしていたと思います。「2015年世界旅行」という曲ではしわくちゃになった67歳の自分を歌っていたけど、その年齢も過ぎて久しく、本当のおじいさんになってきっとますます達観しているからこそバンド活動を続けているのではないでしょうか。今を思えば89年の解散の時はよほどのことがあったんでしょうね。バンドのメンバーも何回も変動がありながら、「もうチューリップは長くやり過ぎた、新しいことがやりたい」ということでの解散でした。財津さんはその後ソロ活動、映画やテレビドラマ、時にはトーク番組やコントまで幅広くやっていましたけど、97年以降には古いメンバーが戻って何度となく再結成し、再解散もしていますね。再解散、ということは「ずっとやってはいけない」という、どこかに禁止令が引っかかっていたのか、期間限定の活動だったのが、いつの間にか解散自体が曖昧になり、こだわりとかわだかまりが解けたのか、30周年あたりから自然体のチューリップに戻ったような感じがします。

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2019年3月15日 (金)

チューリップについて その1

 私事ですが今日は娘の高校の卒業式でした。大学への進学も決まり、家を離れるまでもうあとわずかです。私は以前から、子供には早く自立して欲しい、一人暮らしをさせたいと思っていたので嬉しい反面、自分がこれからだんだん歳をとり、家族と一緒に居られる時間が少なくなってくるのかな、と思うとちょいと寂しい気もします。

 そんな中最近、崔健が毎年の活動休止シーズン中であることもあいまって、毎日聴いているのはチューリップ!YOU TUBEで検索しながら古い曲から比較的最近のものまで時間があれば聴きまくっています。なぜだろう、と自分でも不思議に思って考えてみたのですが、きっとチューリップの曲独特の、人生の節目節目の様々な場面に浮かび上がる感情や情景が、子育てひと段落の今の私のある部分に触れて、いろんな過去の出来事が思い起こされるきっかけになっているんじゃないかと思います。ともかく今、久しぶりにチューリップワールドにどっぷり浸っている状態を楽しんでいます。
  中学時代、クラスメイトにチューリップのファンがいて、彼女の影響でなんとなく聴き始め、この曲はビートルズのあれだね、なんて話から妹と一緒に聞くようになり、高校時代は二人でアルバムを集めました。最初にライブに行ったのが79年。あの頃のチューリップはもうすでに日本のバンド界の大御所で、すごく大人に見えましたが、実は今の嵐よりもずっと若かった!そう考えると嵐が活動休止したくなる気持ちもわかる気がします。
 
 財津和夫さんは今年71歳。五十代で男性更年期障害、六十代で大腸がんを患いながらも、克服して音楽活動を続けています。五年前に安部俊幸さんが亡くなり、今は誰がギターを弾いているんだろう。そもそも、あとどのくらいバンドを続けるつもりなのか。デビュー50周年はあるのか。 。。そんなことをふと考えていたら、この春チューリップのライブがある!ということがわかりました。おお、これは行くしかない!しかも10連休中の5月3日に横浜だ!ちょいと出遅れたけど、まだチケット売っている!妹を誘い、ソッコーで買いました!。。。というわけで、連休は娘のいなくなった家の片付けに専念するつもりでしたが、チューリップのおかげで楽しみが増え、生活に張り合いが出てきました。
 これからしばらく私のテーマはチューリップです。

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2017年10月31日 (火)

「摇滚交响」聴いて、見た!(1)

 実は今回のライブアルバム発売に際して、レビュー、感想、その他崔健に関することならどんなことでもOKです、ぜひこのブログにお寄せください、というお願いをしたところ、快く 応じてくださった方が四名いらっしゃいます!

 まずは最初のお一人、長征倶楽部初期の頃からのメンバーで、かつてNHK「プライム10」を頼りに北京の崔健の実家を探し当て、崔健のお母さんに会ってきたこともあるという行動派の宮田弘子さん。長征倶楽部には関西支部があり、シンボルの「赤い旗」もありましたね。
  今回の原稿を送ってくださったメールで、”日清どん兵衛のCMソングが「一塊紅布」に聞こえる”ということを私に教えてくださいました。早速You Tubeで聞いてみると、おお、これはまさしく!聞こえます!
 弘子さん、ありがとうございました!

「ライブアルバムを見て」宮田弘子

こんばんは!またしても台風ですが関東のほうは大丈夫でしょうか?

こちらも連日の雨で、洗濯が乾かないので家の中にぶら下げまくって、えらいこっちゃ!です。

さてさて、観ましたよ~聴きましたよ~崔健!届いた黒を基調としたかっこいいBOXを開けるとコンクリートの打ちっぱなしのようにシンプルで硬い表紙でできた写真集。シブイ。

そしてDVD1枚とCD2枚がその下に・・・

曲目を見ると、私でも知ってる曲が多く、驚きました。

1曲1曲を大切に、まるで子どもが成長するのを見守るかのように歌われてるのかな~、なんて想像しました。

 私が崔健を知ったのは20数年前、NHKのプライム10という番組で崔健特集をしていたのを何気なく見ていて「こんな一途な人が中国にいるんだ!かっこいい!」と衝撃をうけたことからです。

それまで中国の方の歌をしっかりと聞いたことがないなか、存在感のある歌にも衝撃をうけ、その考え、発言も前向きでひたむきで、崔健の中に太い芯が見えたような気がしました。

 それから縁があり、ファンクラブにも入会させていただき川村会長も何度か関西に来られ盛り上がりに参加させていただいていたのが昨日のようです。会長の歌声にしびれたものです!!

 あれから震災や結婚を経て細~く長~く月日は流れ、20代キャピキャピの私も今やアラフィフに・・・

あの時は独身でしたが今は3人の男の子の子育ても20歳の上を筆頭に17歳15歳になり、ひと段落。

幽霊部員の私にももれなく情報をくださりありがとうございます。(主人も含め・・・)

 このたびもDVDを見ていたら息子たちが寄ってきて「中国版サザンみたいやなぁ」と。「ほんま、長いこと続けてすごい人やねんで~」と、私。

何よりも嬉しいのが崔健がお元気そうなことです!!

DVDの最初のシーンに指揮者が映ったので?と戸惑ったのですが曲が始まりだすと「なるほど」と交響楽団とのコラボレーションにうなずきました。「こんなにも合うんだ~」と。

私の知っている曲が落ち着きを増し、大人になり、広~く深~く壮大に聴こえました。

私の好きな曲の中でも一番好きな曲は「出走」なのですが、このアルバムに入っていてめちゃくちゃ嬉しかったです。

ドキドキしながら観ましたが、ややスローでしっとりとしている中にも力強さがあって感動しました。

繰り返し何回も聴きました・・・やっぱりいい!

 プライム10で崔健が「困難なことがあってもやり続けよう」と言っていた覚えがあるのですがまさしく有言実行の人やなぁ・・・これからも長征は続くのだなぁ・・・と、力をいただきました!

秋の夜長、私の楽しみも続きまーす!

 

 

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2017年9月 9日 (土)

「摇滚交响」 味わって!

 台湾版「搖滾交響」、手に入れました!YesasiaのExpressで発送から2日、速いです!

 CD2枚+DVD1枚、 オールカラー歌詞カード&豪華ブックレット付き、というと二昔前のアイドルのアルバム初回限定特典のようですが、ファンには嬉しいです。2010年の年越しからもう7年近くも経っているわけですが、写真を見ているとまるで昨日のことのように思い出されます。
 ライブアルバム、という意味では93年に発売されたカセットテープ以来のことなので、本当に久しぶりです。しかもこれがロック交響楽、という崔健にとって新しい試みであったことに今なお力づけられます。中国では他にできる人はいないであろうこと、後世に残す意義があるクオリティの高さ、そして音楽のルーツがクラシックにあり、オーケストラを知り尽くしている崔健だからこそ、全ての曲がいつも通りに演奏されている上に、オーケストラと何の違和感もなく融合しているその姿が、崔健の崔健たるところだと思います。
 2回のコンサートで演奏された曲は、1月1日の最後のアンコール「従頭再来」「撒点野」以外はCDに全て収録されています。DVDの方にはなぜか「紅先生」も収録されておらず、その時オーケストラのメンバーたちがかなりノリノリだった様子が見られないのが少し残念。
 それからMCは全てカットされているので、音楽に集中はできるのですが私としてはちょっとでも入れてもらって、いつもの会場の観客との和やかなやり取りを味わいたかった気もします。
 このライブの模様を中国初の3D映画にした「超越那一天」は私はまだ見ていないのですが、今回のDVDとどこが違うのか、やはりどうしても確かめてみたいです。。。って、今気づいたのですが、そういえばこのライブの中で「超越那一天」は演奏していない!!!うひゃー!!!私としたことが、今の今まで気づきませんでした!!!この7年間の空白は何???一体どういうことだったのか。。。。謎だー!!!ますます映画が観たくなりました。。。(いやはや、こんなんで長征倶楽部の会長と言えるんかーい!と自分で突っ込みたくなりました。。。)
 少し冷静になって当時を改めて振り返ってみると、2010年といえば、5月に来日公演があったばかりで、2009年12月の北京展覧館から数えれば一年あまりの間に4回もライブが見られた本当に幸せな一年でした。
 その反面私は仕事で非常にハードだった時期でもあり、そんな時に崔健に度々会えたことでどんなに救われたか計り知れません。
 DVDを見ていると、当たり前ですがいつも優酷で見ているスマホ映像とは一味もふた味も違いますね!制作会社の 東西公司に、素晴らしい映像を残してくれてありがとう、と言いたいです。初めての人がこれを見たらきっとファンになる!というほどの魅力に溢れています。秋の夜長にぜひ!。。。と自信を持ってお勧めしたいと思っていたら、早くも動画サイトに出ていました。
 味わってください!
 
 

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2017年8月24日 (木)

「摇滚交響」アルバムついに発売!iTunes Shopでも❤️

 8月23日いよいよ発売になりました、2010年大晦日と2011年元旦北京工人体育館での2公演を収録したロック交響楽ライブアルバム!今回も「光凍」に続いて世界同時発売、iTunes Shopにて2500円、yesasia.comにてCD2枚組にDVDのセットで8月30日発売、$34.59(3,782円)となっています。

 いやー、今回も待ちましたね!待っていただけに感激もひとしおなのは毎回のことですが、待った甲斐があるクオリティの高さです。厚みのあるオーケストラアレンジに聞き慣れた曲がさらにパワーアップされ、ボーカルが引き立って味わい深さは圧巻、何度でも繰り返し聞きたい!それに早くDVDが見たいです!
 

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2016年3月27日 (日)

崔健「光凍」アルバム評 その3

 実は先週、娘と二人で台湾へ行ってきました。Lazyな娘の好みに合わせて行動したためあまりあちこち歩き回らず、かつてはハシゴして回っていたCDショップにも行かずに終わりました。最後に桃園空港で、搭乗口手前の免税店の中にある書店(といっても雑誌や旅行ガイドブックくらいしかない小さな店。亜熱帯書店やローズレコードではありません)にCDが置いてあるだろうと思って立ち寄ってみました。すると、以前から必ず有るテレサ・テンや費玉清に混じって、有ったのです!「光凍」が!おお〜〜、感動。。。さらに私の好きな「中国好歌曲」のオムニバスもありました。全部で20枚くらいしか置いてないのに、よくぞ仕入れてくれました、誰かは知らないけど謝謝。。。と、以上私だけが心温まる出来事でした。

 アルバム評の最後です。
 ずっと繰り返し聴いていて気づいたのですが、「酷瓜樹」以降の後半の曲に共通しているキーワードが「泥」・「混」なんですね。「渾」もそうです。いずれにしても濁ってどろどろ、まとわりつくような、なかなか抜けられないような。汚れると分かっていても、一度入り込んでしまったら居心地が良くなってしまう。そしてそれが当たり前になってしまう。そのまま無意識になんとなく過ごしているけれど、何かをきっかけにふと意識的に呼吸してみる。「呼呼 呼呼 吸吸 吸吸」。すると突然、自分の置かれている状況環境が自分で作った結果であることが見えてくるかもしれない。呼吸というのは意識と無意識の架け橋。だから時に立ち止まって、深呼吸してみることがとても大事です。
 「陽光」が他者から受けるコントロールの象徴なら、「泥・混・渾」は心の弱さから自分で浸りこんでしまうぬるま湯とでもいいましょうか。いずれも無意識的に心に監獄をつくっている人間に対する鋭いフィードバックであり、警告でもあると感じました。「何かをきっかけに」と書きましたが、このアルバムが聴く人に自分を振り返るきっかけをもたらすのだとしたら、崔健は実にヒーラーとしての多大な役割をも果たしていると言えるのではないでしょうか。
 歌詞カードでも泥人形になった崔健バンドが水の中で演奏しています。この人形は河南省の憨刀という「国家非物質文化遺産伝承人」の手によるもの。MV撮影現場に同席してインスピレーションを受け取り、満足のいく作品に仕上げたということで、アルバムの世界観が質感をもって伝わります。↓
 またこのアルバムにはかつてバンドのベーシストだった張嶺が譚維維とともに「光凍」のコーラスで参加、古くからのファンには嬉しいことです。さらにドラムスのIzumiさんや「中国之星」の常石磊の名前も「感謝」の欄にクレジットされており、どんな形で関わっていたのか興味が有りますので是非訊ねてみたいです。
 

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